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教室でRobloxを使う、教師によるアドバイス

January 23, 2021

by Genevieve Johnson, Senior Instructional Designer, Roblox


クリエイター

毎日繰り返しのビデオミーティングの枠外で生徒たちに主体的に学ばせるためにRobloxのようなプラットフォームに目を向ける教師のみなさんの話 を以前よりもたくさん聞くようになりました。 パンデミックの初期の頃、Robloxの教育チームは無料カリキュラムと授業プランで教育者をサポートするためにリモート授業に関する資料を発表しました。 このコンテンツは、生徒たちにとって自作の3D体験を作成し始める助けとなり、プレイ中や学んでいるときに安全を確保して礼節を守ることを教えるようにデザインされています。

教育者の中には、授業や プレイセッションのアイデアで実験している人たちもいます。当社の教材*を生徒たちに使って成功している2人の専門家に話を聞きました。 ニューヨークのイスリップにあるルース・C・キニー(Ruth C. Kinney)小学校の司書を務めているビアンカ・リヴェラ(Bianca Rivera) 、そして シンガポールのUWCSEAイーストキャンパスの図書館サービス長のフィリップ・ウィリアムズ(Philip Williams)ですビアンカは、5〜9歳の生徒に対応しており、フィリップの仕事では11〜18歳の生徒が主な年齢層です。 2人の取り組みは、ブルームバーグMITテクノロジーレビュー によって取り上げられたため、自然と当社ももっと知りたいと思いました。 国連の教育の国際日を祝うにあたり、このような先見の明のある教育者たちから学ぶいい機会です。2人が共有してくれた内容はこちらです。

最初、Robloxをどうやって知りましたか?

ビアンカ:現在、私は学校の司書ですが、2015年から2019年まで子供向けの司書として公共図書館で働いていたことがあります。 「放課後」に毎日、子供たちが午後3時半くらいにやってきて、夕食の時間の直前の午後6時くらいまでいました。 子供たちは、Robloxをプレイし続けられるように複数のコンピュータ利用パスを発行するようにいつも頼み込んできました。 子供向けのコンピュータ利用パスは、1時間有効のものを1枚しか発行できないようになっていましたが、子供たちがあまりにも熱心にしてプレイしていたので、私のほうが根負けして利用パスをあと数時間分再発行していました。 その時は、Robloxがどんなものかをまったく知らなかったのですが、子供たちの持っている興味を逆手に取って使うべきだとすぐに気づいたのです。

フィリップ:私が以前にいた学校では、メインの図書館によくくる若者が Robloxを紹介してくれて、これがとても教育的であると力説したんです。 Roblox Studioがどのように機能するかを見せてくれて、それからどんどん先に進んでいきました。

Robloxを使い始めるきっかけになったことは何ですか?

ビアンカ:公共図書館にいた時に、複数のテクノロジー関連のグループを主催していました。 いったんRoblox Studioがあるということを知ってから、一年くらい不定期で開催するRobloxゲーム設計クラブをすぐに作りました。 誰も自分たちが何をしているかよく分かっていませんでしたが、いろいろと試行錯誤するのが本当に楽しく、これには意味があったと思います。 図書館にRoblox クラブを作るように説得することは、公立学校を説得するよりも簡単なことだったと言えますが、現在ではもっと増やすように働きかけています。 特にRoblox Studioと Robloxデジタルシビリティカリキュラムのおかげで注目を浴びていると思います。

フィリップ:以前にいたタイの学校では、生徒たちはクラスでルーブ・ゴールドバーグ・マシンの作成をしていました。 コロナウイルスで都市封鎖になったとき、連鎖反応シミュレーションを作成することでRoblox物理エンジンを探索することが自然と関係してきました。 これによって、面白いエフェクトを作り出すのに基本的なスクリプト導入を達成し、Robloxで基本的なモデリングオプションを探索するチャンスを得ました。

現在、Zoom(ズーム)やその他のビデオチャットソフトウエアを使っている教師が増えています。 Robloxを使うことの決め手は何でしたか?

ビアンカ:公共の図書館で働いていたときは、他のマルチプレイヤープラットフォームやリソースを管理する予算がなかったのでRobloxしか使えませんでした。 今は学校で働いているので、他のゲームプラットフォームを使っています。 個人的に生徒たちを見ていて思ったのは、 Roblox Studioを使ってゲーム体験を作成する方を好んでいたと思ったので、将来的にはこちらに時間をもっと割きたいと思っています。

フィリップ:ビデオゲームは、非常にモチベーションをアップさせる活動なので、自然と学ぶ機会をたくさん生み出します。 Roblox Studioという無料で安全なオープンプラットフォームは、学ぶことがとても自然に起きる理想的な場所です。

仕事でRobloxを使ったときに生徒たちにどのように教えたかを詳しく見せていただけますか。

ビアンカ: スマートボードにRoblox Studioを表示して、 アイランド・オブ・ムーブ(Island of Move)などの Roblox制作のテンプレートベースのチュートリアルを見せます。 私がやって、みんなでやって、きみがやるという標準的な教授方法を実践するようにしています。 まず、私が生徒たちに何をするかとどうやってやるかを見せます(生徒たちは見るだけでメモを取ります)。 次に、みんなで一緒にやってみます。そして最後に生徒たちは自由に自分たちでチュートリアルをやってみます。 私が使っているネット上のチュートリアルを見せながら生徒たちにただ同じようにさせて、プリントは絶対に使わないようにしています。(コロナ禍以前から、紙を使わずに授業をしています!)

フィリップ: Roblox Studioに関しては特に、私が生徒を直接指導することはほとんどありません。 みんなが一斉に開始して、私からの指示はほとんどなく作業に取り掛かります。 私が目標としていることは、経験を積んだ生徒たちが新しくゲームデザインをし始めた生徒たちの横で作業をして、一緒にプラットフォームを探索しながらアドバイスや提案ができる活動的なコミュニティを作ることです。 前向きな活動を続けるために助けが必要なときに私が加わり、生徒たちの横で制作という行為を楽しむために考え方を押し広げ、新しいやり方でスキルを鍛え続けるのを鼓舞するために質問をしました。

生徒のリアクションはどんなものでしたか?

ビアンカ:生徒たちはいつも学ぶときに好奇心を「くすぐられる」と思いますね。アカウントがあるので私はゲームをプレイできます。 生徒の大多数はやったことがなかったので、Roblox Studioの使い方を見せたらかなり感心していました。

フィリップ:圧倒的な熱意とやる気でしたね。 生徒たちがビデオゲーム開発に興味がなかったら、違う方向に行っていたと思います。 私は生徒たちの興味とそれを学ぶチャンスにつなげる方法を見つけることを主体に考えていただけでした。

すべての生徒がテクノロジーに同様にアクセスできるのでしょうか?

ビアンカ:はい。現在、皮肉にもコロナウイルスによる都市封鎖のおかげで、生徒たちは一人につき一台のChromebook(クロームブック)に平等にアクセスできるようになりました。 これは、素晴らしい恩恵だったのですが、Roblox StudioはChromebooksでは利用できないので難しかったです。 ほとんどの学区では、生徒たちにChromebook(クロームブック)が支給されたかと思います。 この制限によって、テクノロジークラブ所属の生徒たちはデスクトップパソコンのあるコンピュータラボで集まるときしかRoblox Studioを使うことができませんでした。

フィリップ:完全にそうでもありません。 学校では、出来る限りたくさんの生徒たちにRoblox Studioの持っている可能性を探るチャンスを与える方法を見つけました。 しかし、必要なテクノロジーへ家庭でアクセスすることは、かなりばらつきがありました。 生徒たちの学校での経験は、これを使ってできることのほんのさわりなのです。 すべての生徒たちが十分に時間をかけられたわけでもなく、さらに深く学べたわけではありませんでした。

パンデミック後もこのプラットフォームを使い続ける予定ですか?

ビアンカ:ええ、絶対に使い続けます。 特にCS for All(プログラミング教育普及)運動が重視されている中、長く学校にいる分だけさらに大勢の同僚や学校関係者たちにRoblox Studioを使うことで得られる恩恵を確信してもらえることを期待しています。

フィリップ: バンコクから引っ越したばかりで、今はシンガポールの新しい学校にいます。 私は生徒たちに連絡して、ビデオゲームでどのくらいの経験があるかやビデオゲーム開発に興味があったり経験があるかを聞くようにしています。 ここでは、まだ時期尚早ですが、ゲーマーが大勢いて何人かはゲーム開発もしているらしいということが分かっていますが、これは驚くべきことでもありません。 Robloxが素晴らしいプラットフォームになると期待しています。 他のプラットフォームも使うかもしれません。 生徒たちの興味をサポートし、主流なビデオゲーム開発の原則や概念について学ぶことに興味があります。

他に教育者のみなさんへのアドバイスやRobloxへのフィードバックはありますか?

ビアンカ: Robloxの素晴らしいデジタルシビリティカリキュラムを生徒たちと一緒に使えるNearpodの授業に変換する作業をしています。 NearpodとPear Deckは、都市封鎖後に存在感が大きくなりましたが、これは教師たちが生徒たちに本当にインタラクティブなスライドショーに注目させる確実な方法を必要としていたからだと思います。 子供たちが家にいるとき、スライドショーを画面共有して生徒たちに静かに座って見させるだけでは十分ではありませんでした。 Tools like Nearpodのようなツールによって、生徒たちはスライドショーの授業で相互にやり取り(それで楽しむことも!) できるようになります。 今は、学校にフルタイムで戻っていますが、Nearpodをお気に入りのツールとして使い続けています。 Robloxデジタルシビリティカリキュラムは、その中で素晴らしい活躍をしてkるえます。子供たちに見せるのが待ちきれません!

フィリップ: これは当たり前のことですが、ビデオゲームは私たちの生活においても生徒たちの生活においても非常に大きな割合を占めています。 学校というものは、反射的にゲームカルチャーを無視するか、抑圧するか、とがめることが多いです。 良くても、せいぜい教育を「ゲーム化」しようとする試みがあるくらいです。 しかし、これはビデオゲーム文化をたくさんの違った内容を学ぶことに繋げる非常に大きなポテンシャルを無視するものです。 生徒たちが興味を持っていることに注目して、ゲーム上の人生についての説明を聞くと、生徒たちが非常に洗練された言語や批判的思考を使っているのです。 ただの消費者になるだけではなく、生徒たちの興味とこの分野において制作者になるという可能性を繋げることは、目の前に広がるたくさんの学ぶチャンスを劇的に広げるものです。 ずっと先を行っている生徒たちを私たち教育者がサポートするチャンスはここにあります。私たちがするべきことは注意を払って、サポートを与えることだけです。

 

*Robloxが開発した無料の教材と授業プランは、Roblox教育ハブで利用できます。https://education.roblox.com/en-us/