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Open Cloudでクリエーターの生産性アップ

November 4, 2021

by Eric Sun, Senior Product Manager, Developer Services


テック

Roblox(ロブロックス)での開発における主な優先事項の一つは、クリエーターのコミュニティが安全にどこからでもRobloxのリソースにアクセスできる自由を与えることです。Open Cloud(オープンクラウド)の力を使えば、より柔軟で効率的にそれができます。 この技術は、標準化されたウェブAPIやアナリティクスのようなタスクの合理化、カスタマーサポート、テスト、そして公開することを通じてRoblox上でクリエーターが必要なアプリケーションをどれでも見つけたり、構築したり、ユーザーのRobloxのグループランクを体験内の活動に基づいて自動的に変更すると言うような、さらに面白い機能を既存の体験に盛り込んで開発できるようにするものです。

Open Cloud APIでアプリケーションを作成

クリエーターは通常、Roblox上で自作の体験を構築したり操作するときに、Roblox StudioのようなRobloxのファーストパーティのアプリを通じてしかアクセスできない莫大なリソース(例:3Dモデル、スクリプト、ユーザーデータ)を生成します。 ほとんどの場合、そういったアプリの外からプログラム的にリソースを得る必要があることが多いです。 例えば、カスタマーサポートのリクエストを処理するとき、クリエーターはユーザーのプロフィールデータをチェックしてアップデートすることがよくありますが、それをするにはStudioを使うか、自作の体験内に特別な機能を構築しなければなりません。 どちらの解決方法も理想的ではありませんが、素晴らしいコンテンツを制作するのに使えたかもしれない必要な時間を消費してしまいます。 これを避けるために、クリエーターの中には認証用のクッキーを使ってRoblox公開エンドポイント(末端)と呼んでいるツールを開発した人たちもいますが、これはセキュリティ上のリスクがあるのでおすすめしません。

Open Cloudは、標準化されたウェブAPIとともに初期設定が安全な認証プロセスと認証方法を提供することによって、こういった課題に対処しています。 第一段階は、APIキーとプレース公開APIに対応させることです。 外国に入国するのにパスポートを使うように、APIキーによってRobloxクラウドにアプリ使用を許可し、クリエーターの代わりに対応します。 プレース公開APIによって、クリエーターは体験をリリースする際のワークフローを自動化できるようになります。 例えば、 GitHub 動作 に取り付けたり、自動的にテストをうまく取り入れた後にRoblox Cloud にプレースのファイルを自動的にプッシュできます。 標準化されたAPIは、学習曲線を緩和し、アプリ開発者へのメンテナンス負荷を軽減する下位互換性を確実にします。

クリエーターダッシュボード で、APIキーを作成して開始できるようになり プレース公開APIを使ってスクリプトを書き、Roblox Cloud(ロブロックス・クラウド)に最新のファイルをプッシュできるようになりました。 セキュリティが最優先なので、APIキーを作成するときは、体験やリソース、読み込みや書き込みなどの特定の権限を選択することで細かい権限設定ができます。 加えて、APIキーの使用が制限されているIPアドレスのリストを追加し、明確な有効期限を設定することができます。

この先の展望

APIの追加に加えて、もう一つの業界基準である OAuth2 への対応も計画しています。 これで開発者に第三者アプリを制作してコミュニティと共有する機会が与えられます。 当社のコミュニティがこのようなツールを使ってワークフローを効率化して、ビジネスを次のステップに進化させていることを嬉しく思います。

TOpen Cloudの使用について詳しくは、当社の文書化で詳しいチュートリアルをチェックしてください。